日本マイクロソフトの品川本社で行われた、Surface(サーフェス)シリーズとXbox One X(エックスボックスワン エックス)のTouch&Tryイベントに参加しました。
新発売の「Surface Pro LTE Advanced モデル」と「Surface Book 2 15インチモデル」の展示がありました。
イベントで展示されていた機器の紹介とイベントで使用した感想をお伝えいたします。
目次
Surface Pro(サーフェス プロ) LTE Advancedモデルの紹介
イベントでは、Surface、Xbox各製品の担当者様より、製品の紹介を行っていただきました。
Surface Pro LTE版登場!nanoSIMスロット搭載!
法人用モデルとして先行販売していた、Surface Pro LTE版の一般向けモデル「Surface Pro LTE Advanced モデル」が実機展示され、LTE機能の紹介がありました。
モバイルユーザー待望のLTE内臓モデルで、本体のキックスタンド部分のmicroSDカード スロットの脇に、nanoSIM専用のスロットがあります。
nanoSIMは1枚だけ入れることができます。そのため、DSDSやDSDV非対応となっています。
また、SIMスロットのイジェクトピンは通常よりも長いので、iPhone等に付属されているイジェクトピンでは、スロットを出すことができません。
海外などに持ち出した際、SIMの交換する場合には、付属のイジェクトピンを持ち歩く必要があるので注意が必要です。
Surface Pro LTE内臓版は、国内大手キャリアに対応済
また、接続デモンストレーションがありました。
SIMフリーなので国内大手の携帯電話会社(NTTドコモ、AU、ソフトバンク)に対応してます。
また、格安SIMや大手サブブランドのUQモバイル(KDDI系)やワイモバイル(ソフトバンク系)、 LINEモバイル(ソフトバンク系)も対応しています。
設定情報である、APNには以下の会社の設定情報が登録済みとなっています。そのため、下記のSIMの場合は、入れるだけで通信ができるようになります。
<登録済みAPN>
・docomo
・WirelessGate
・iijmioAPN
・mopera.net
・ヤマダニューモバイル
・SoftBank
・Y!mobile
・au
もちろん、手動で設定情報のAPNを入力することによって、格安SIMでも通信ができます。マイクロソフトのウェブサイトに、設定手順のページがありますので参考にしてみてください。
最大 450 Mbps (理論値)でキャリアアグリゲーションにも対応済み。
対応LTE通信バンドは、「 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 26, 28, 29, 30, 38, 39, 40, 41」なので日本国内では全く問題ない仕様になっています。
SIMの交換はホットスワップが可能で、SIMの交換の毎に電源を落とす必要がありません。
Surface Pro LTE内臓版と通常版との比較
1:本体の仕様は、1種類のみです。
Surface Pro LTE Advancedのスペックは SSD256GB Intel Core i5 8GB RAM
です。
2:Core i5採用機種なのでファンレスとなっています。
3:電池の持ちが1時間短い(最大約 12.5 時間の動画再生が可能)となっています。
おまけ:Surface Pro LTE内臓版法人用モデルとの違いは、Office Home & Business 2016の有無になります。
なお、学生優待プログラムの対象機種です。>いいなぁ、学生さん。
新製品Surface Book 2 15インチモデル(サーフェス ブック2)の紹介
プレミアムノートパソコン「Surface Book 2 15インチモデル」ですが、液晶のサイズを大型しただけのように見えますが、実は中身が改良され最強のノートパソコンに仕上がっています。
各種アップデートを行いながら、バッテリー稼働時間は変わらず17時間となっています。実質的にはバッテリー能力も向上しています。
CPUとGPUが強化
最新の第8世代インテル® Core™ i7-8650U 4.2GHzプロセッサを採用、さらにGPUを強化しNVIDIA® GeForce® GTX 1050 2GBからNVIDIA® GeForce® GTX 1060 6GBへ換装。
これにより、よりスムーズに3Dゲームが行えるようになりました。
ゲーム以外にもClip Studio Paint (クリスタ)で3Dを使用する際にも、ストレスなく動かすことができます。
Surface Book 2 15インチモデルは液晶解像度がアップ
Surface Book 2 15インチモデルは、3000 x 2000 (267 PPI)から3240 x 2160 (260 PPI)と15%程 解像度が高くなり、より高精細になりました。
縦横比率は、従来と変わらず3:2のままです。
3:2の比率は文書作成やWeb閲覧には最適な比率で、個人的は4K(3840×2160)よりも使い勝手がよい解像度と思っています。
動画視聴が多い場合には4K(3840×2160)の方が没入感が高く、4K液晶をおすすめしますが、文書作成には縦の解像度が重要になってくるので、特に4Kにこだわる必要はないと考えます。
Surface Dialとペンの組み合わせが便利!
Surface Book 2 15インチモデルは、画面が大きくなったことで、「スタジオモード」での取り扱いがより、便利になりました。
「Surface Dial」と「Surface ペン」の組み合わせによるお絵かきモードのとき、威力を発揮します。
予算にもよると思いますが、Surfaceを液タブをして検討する場合には、「Surface Book 2 15インチモデル」をお勧めします。
ダイヤルの内容が液晶に表示されるのは、何よりも有利なポイントで、作業画面がより広く取れます。
Surface Book 2とワコム製液晶タブレットとの比較表
絵描きさんは、迷いますよね。SurfaceかパソコンとWacom Cintiq Proのセットにするか。
Surfaceならば「Surface ペン」は必要ですが、単独で絵が描けますしね。
詳細に比較すると、ペンタブとしてのSurface Proのコスパが高くWacom Cintiq Pro 13に少し足すとOffice付きのパソコン(Surface Pro)が手に入ります。
さらに学生さんは学生優待プログラムも使えるのでオトクなので、学生でSurfaceを購入されている人が増えているのは本当です(大手量販店の店員さん談)。
機種 | 液晶サイズ | 解像度 | 筆圧検知 |
価格(税込) |
---|---|---|---|---|
Surface Pro i5 128GB 8GB | 12.3 | 2736×1824 | 4096 | \136.994- |
Surface Book 2 13.5インチモデル GPU GTX1050付 | 13.5 | 3000×2000 | 4096 | \262,224- |
Surface Book 2 15インチモデル | 15 | 3240×2160 | 4096 | \306,504- |
Wacom Cintiq Pro 24 | 23.6 | 3840×2160(4K) | 8192 | \257,040- |
Wacom Cintiq Pro 16 | 15.6 | 3840×2160(4K) | 8192 | \172,800- |
Wacom Cintiq Pro 13 | 13.3 | 1920×1080(HD) | 8192 | \131,760- |
Surface Book 2のキーボードは?
写真上がSurface Book 2 15インチモデルです。
写真下がSurface Book 2 13.5インチモデルです。
キーピッチ、トラックパッドの大きさなど、すべて同じサイズになっています。テンキーはありません。
キーストロークや打鍵感に差はありませんでした。Surface Book 2のキーボードは、バッテリーが内蔵されている関係で重さがあります。そのため、たわむ感じもなくしっかりとした打鍵感があります。
ちなみに、Surface Book 2 13.5インチモデルをSurface Book 2 15インチモデルのキーボードに接続して使用することはできません。
Surface ドック端子は同じですが、接続ピンが干渉して接続できませんでした。接続できればキーボードに内蔵されているGPUがアップデート(GeForce® GTX 1050 2GB→GeForce® GTX 1060 6GB)できると思ったのですが……こんなことを考えるのは私ぐらいだけでしょうか??
Surface Book 2 15インチモデルと13.5インチモデルとのサイズ比較
写真ではあまりサイズが違わないと思いますが、Surface Book 2 13.5インチモデルがフレームレス液晶になった大きさと思っていただければと思います。
横幅は、これぐらい余裕が生まれます。
Surface Precision Mouse(プレシジョンマウス)の展示
何気に展示してあったのが「Surface Precision Mouse」(FTW-00007)です。
有線・無線でも利用できる充電式のマウスです。若干重みがあるので、持ち上げる癖がある方は向きませんが、クリック感などは従来のMicorsoft マウスの感覚と同じでした。
サイドボタン付きのマイクロソフト製マウスは、他に「Microsoft Classic IntelliMouse」ぐらいしかないので、非常に貴重です。マルチタスキングで、3台のSurfaceに接続できるのが魅力です。
Xbox One X(エックスボックスワン エックス)の紹介
4K HDR10対応ゲームのデモンストレーションを行っていただきました。
動画では?と思うぐらいの圧倒的な高画質で、Xbox One Xの能力に脱帽です。
SurfacePro LTE AdvancedとSurface Book 2 15インチモデルTouch&Tryイベントのまとめ
一番は、見せ所は「Surface Pro LTE Advanced」でした。法人向けで先行発売されていたSurfaceで、待望のSIMスロット搭載機の一般販売になりました。
格安SIMも十分認知されてきたので、SIM装着による常時接続がより安価に実現できるようになりました。
正常進化?なので購入の際には、悩ましい存在になりました、今後も注目したいSurfaceですね。